夏バテする現代の子ども達

私達が子どもだった頃のことを思い出してみてください。

最近のような異常気象ではなかったにしても、夏は暑かったはず。

しかし夏休みともなれば、朝から晩まで、外で虫取りをしたりして走りまわっていなかったでしょうか?

それでも「夏バテ」

といわれるようなことにはなりませんでしたよね?

しかし、最近の子ども達は夏バテするというのです。

その最大の原因と考えられているのは、昔に比べて、現代の子ども達は汗をかかないということらしいのです。

それは環境の変化によって起こっています。

各家庭にエアコン(クーラー)があるのが当たり前、となったのはここ20~30年の話ではないでしょうか。

小さい頃から、常にクーラーのきいた涼しい部屋のなかで過ごしてきた現代の子ども達。

外に出て暑くても、一歩家の中に入れば、あっという間に汗はひいてしまいます。

人間は、3~4歳の時に汗を出すための汗腺が成長しますが、この時期に汗をかく状況にないと、汗腺が成長せず、結果としてうまく汗のかけない身体になってしまうのです。

また最近は、塾にお稽古にと忙しい子どもも多く、それらの教室でも当然クーラーが完備していますし、教室までの行き帰りも、マイカーで送り迎えとなれば汗をかくこともありません。

昔と違い、治安がとても悪くなってしまいましたので、安心して子どもを外で遊ばせられない、子どもだけで出かけることに不安があるという、親御さんの心配もあり、より一層子ども達は外に出ず、室内にいることが多くなってしまっています。

本当に自分が子どもだった頃と比べて、何という違いだろうと愕然としてしまいます。

子どもの夏バテを予防するには、いったいどうすればよいのでしょうか?

子どもの夏バテも、症状は大人とあまり変わりありません。

主な症状は、全身の疲労感、倦怠感(だるさ)、無気力、いらいらする、熱っぽい、食欲不振などといったものです。

しかし、子どもはうまく自分の身体の不調を訴えたり、表現することができない場合も多いので、よく観察し、対処することが必要です。

特に食欲が無い場合、大人なら「暑いからあんまり食欲がわかないなぁ」

と、深刻に考えないかもしれませんが、成長期の子供が食事から必要な栄養素をきちんと摂取できていないということは、大きな問題です。